鉄遊館

北海道中央バス

日野 KC-RU1JJCA

走行音(全区間)(65.3MB★)

収録区間:幌向線 南4条つくし公園→岩見沢ターミナル

 

KC代ブルーリボンだが、車体長9m、幅2.5mの大型短尺車で、中型車レインボーと同じエンジンを積む。輸送力は確保したいが中型車のような小回りの利く車両が欲しい事業者のための車種で、全国的には少数派だが一時期の北海道中央バスには大量に導入された。FFシフト装備で、純粋な大型車に比べるとやや迫力に欠けるもののそれでも「ツーツツー」とシフトアップの度に気持ち良いエア音を立てる。また、車体構造の関係からかエンジン音がかなりはっきりと聞こえるのが特徴で、非常に聴きごたえのある仕上がりの走行音となった。収録の幌向線は幌向駅近くの住宅地と岩見沢駅を、岩見沢市立病院や市役所を経由して結ぶ路線で、岩見沢駅に行くには遠回りの経路となるが病院や市役所を訪れるには便利なためそれなりの需要がある。

 

日野 KC-HU2MPCA

走行音(全区間)(34.5MB★)

収録区間:北桑園線 西51系統 札幌駅前→北24条駅

 

元札幌市交通局のKC代ブルーリボンで、市営バスの民間移譲に伴い中央バスに営業所・路線と共に移籍してきた。ツーステップ、逆T字窓、長尺、緑系の内装が特徴となっている。車体構造によるものなのか、後述の横浜市中古と比べると非常にクリアな音の響きかたをするのが特徴で、迫力がある。老朽化からか床がミシミシ言っているのが少し残念ではあるが。

 

日野 KC-HU2MLCA

走行音(全区間)(41.6MB★)

収録区間:新琴似2条線 北73系統 北24条駅→新川営業所→手稲高校

 

元横浜市交通局のKC代ブルーリボンで、まとまった数が移籍導入された。側面の行先表示機の位置など改造箇所もあるが、座席モケットが横浜市営時代のベイブリッジなど横浜市内の名所が描かれた柄のまま残されているため、車内に入れば横浜市中古と一発で分かる。全体的に篭ったような響きが特徴で、冷房作動中だったこともありアイドリング音が大きめとなっている。

 

日野 KL-HU1JJEA

走行音(全区間)(25.3MB★)

収録区間:かえで団地線 かえで団地→岩見沢ターミナル

 

KL代ブルーリボンシティだが、車体長9m、幅2.5mの大型短尺車で、中型車レインボーと同じエンジンを積む。輸送力は確保したいが中型車のような小回りの利く車両が欲しい事業者のための車種で、ブリーリボンシティの車体長9m車については路線用では全国でも北海道中央バスのみの導入で、希少価値が高い。低床化対応がなされず全車ツーステップ車で、交通バリアフリー法施行の関係もあり販売開始から2年後の2002年で製造中止となった。走行音は、KC代と比べると篭ったような音で、迫力は半減といったところか。

 

日野 KL-HU2PLEA

走行音(全区間)(38.1MB★)

収録区間:厚別通線 白38系統 新札幌駅→白石営業所

 

自社発注のKL代ブルーリボンシティで、上記の短尺車だけでなく車体長10.5mの通常サイズの車も導入されている。短尺車は2000年代では珍しくツーステップ車だったが、さすがにバリアフリー対応で通常サイズの車両ではワンステップ車となっている。導入年により後扉の形状(2001年式は4枚折戸、2002年以降は引戸)に違いがある。走行音は当時のブルーリボンシティとしてはごく標準的な音で、篭ったようなエンジン音とKC代までのブルーリボンより小さくなったFFシフトの音が特徴

 

日野 KK-RJ1JJHK改

走行音(全区間)(65.8MB*)

収録区間:三笠線 幾春別町→岩見沢ターミナル

 

KK代のレインボー。日野のレインボーはいすゞとのバス事業統合の兼ね合いもありこのKK代で製造中止となっている。車体はP代のころから続く角ばったものとなっており、KK代では逆T字窓が多くの事業者で採用されている。収録の路線は、国鉄幌内線の廃止代替路線も兼ねる路線だが、本数は30分に1本程度と廃線前の鉄道とは比べ物にならないほど多い。路線距離は21.0kmと長めだが運賃は560円、所要時間1時間弱とかなり健闘している。走行音は扉まわりや運賃箱まわりのガタつきが多いのが残念だが、信号待ちも少なく、快調に飛ばす様子はよく分かると思う。

 

日野 PKG-RU1ESAA

走行音(全区間)(92.1MB★)

収録区間:新千歳空港連絡バス 新千歳空港→麻生駅→北24条駅

 

札幌北営業所に所属するPKG代セレガで、前ドアは折戸となっている。収録は新千歳空港連絡バスで行った。新千歳空港からは鉄道だと乗り換えを要する札幌市内の各拠点へ向けて連絡バスが運行されており、特に地下鉄各駅とを結ぶ路線が主力である。収録の路線は空港から麻生駅を経由して北24条駅とを結ぶ路線であり、駅以外の路上の停留所も2箇所止まる。収録の車両は直6ターボ付きエンジン搭載で、ターボによるガラガラという感じのエンジン音が実に心地よい。

 

いすゞ KL-LT233J2

走行音(全区間)(57.0MB★)

収録区間:平岸線 平50系統 平岡営業所→福住駅→平岸駅

 

KL代エルガの車体長9m、幅2.5mの大型短尺車。エルガの大型短尺車はKL代のみの製造で、PJ代の排ガス規制には対応させずに製造中止となった。中型車エルガミオと同じ直6エンジンを積むため、音もほぼ同じとなっている。全国的には割と希少価値の高い車両だが、中央バスには大量に在籍しており、主力車の一つとして活躍している。

 

いすゞ QKG-LV290Q1

走行音(全区間)(31.8MB★)

収録区間:篠路駅前団地線 麻32系統 麻生駅→篠路10条4丁目

 

2015(平成27)年の終わりにエルガはモデルチェンジが行われ、仕様が大幅に変更となった。ブルーリボンⅡも同様のモデルチェンジが行われ、両者は外観上はほぼ区別がつかなくなった。モデルチェンジ内容はノンステップエリアの拡大とそれに伴うリアオーバーハングの縮小、エンジンの4気筒化、前照灯の縦2灯から1灯への変更、MT車の廃止(トルコンATまたはAMT(機械式AT)のみのラインナップ)である。中央バスではこのタイプが札幌事業部の各営業所に大量に導入され、主力として活躍している。中央バスではトルコンATを採用し、4気筒エンジンながら滑らかな加速を実現した。エンジン音は中型車エルガミオに近い軽い音だが、ターボのガラガラ音が強めになるなど相違点もある。

 

三菱ふそう KC-MP717M

走行音(全区間)(63.3MB★)

収録区間:江別・新さっぽろ線 5系統 江別駅→新札幌駅

 

元立川バスの三菱ふそう・エアロスターで、元事業者の仕様通り側面の行先表示器が中扉より後ろに設置されているのが特徴。1997年式で、ツーステップ、前中扉の標準尺車となっている。車体構造のせいか、やや篭ったような響きのエンジン音となっている。

 

三菱ふそう KC-MP717MT

走行音(全区間)(41.6MB★)

収録区間:真栄団地線 大88系統 大谷地駅→三井アウトレットパーク

 

元神奈川中央交通のワンロマ車で、神奈中在籍時は青色に塗られて他車とは一線を画す存在だった。扉配置こそ一般の路線車と同じ前中扉だが、車内はリクライニング可能なハイバックシートが並ぶ豪華仕様。エンジンは高速道路走行も考慮してか、高出力エンジンを装備している。神奈中時代は一般路線のほか短距離貸切用としても重用されたが、中央バスでは他車同様の一般色に塗られ、一般路線用として活躍しており運用は特に区別されていない。走行音は、一般的なエアロスターと比べると高出力エンジンのためかターボの音が強めに出ており、響きがやや異なっている。

 

三菱ふそう KK-MK25HJ

走行音(全区間)(63.3MB★)

収録区間:江別・新さっぽろ線 5系統 新札幌駅→江別駅

 

江別営業所に在籍する自社発注のエアロミディで、銀サッシの逆T字窓が特徴。ワンステップ車で、前中扉。走行音はエアロミディとしてはごく標準的なもので、軽快なエンジン音が特徴。

 

三菱ふそう QKG-MP35FM

走行音(全区間)(41.6MB★)

収録区間:北桑園線 西51系統 北24条駅→札幌駅前

 

自社発注のエアロスターワンステップ車。側面窓が銀サッシ窓なのが特徴。アリソン製のトルコンを装備し、AT車となっている。中型車のエンジンをベースとしたエンジンを搭載しており、軽快な音が特徴。

 

日産ディーゼル KC-UA460LAN

走行音(全区間)(31.9MB★)

収録区間:北桑園線 西51系統 札幌駅前→北24条駅

 

元名古屋市交通局の日産ディーゼルUAで、富士重工7Eの車体を架装する。名古屋市では最後のツーステップ車として導入されたグループの車両で、前中扉で中扉4枚折戸、側窓は逆T字窓。側面方向幕の移設や座席の増設など、移籍時に各所が中央バス仕様に改装されている。走行音は標準的なKC-UAの音で、フィンガーシフトのためシフトアップ時には独特のエア音がする。

 

日産ディーゼル KC-UA460LAN改

走行音(全区間)(34.2MB★)

収録区間:北桑園線 西51系統 札幌駅前→北24条駅

 

元神奈川中央交通のワンロマ車で、神奈中時代はワンロマ車としては唯一の日産ディーゼル7Eで、厚木営業所に在籍していた。前中扉で、側窓がメトロ窓、車内にハイバックシートが並ぶのはふそうと共通仕様。エンジンは標準出力となっている。神奈中時代は一般路線のほか短距離貸切用としても重用されたが、中央バスでは他車同様の一般色に塗られ、一般路線用として活躍しており運用は特に区別されていない。走行音は、KC-UAらしい重厚でガラガラと唸る音が特徴的で、フィンガーシフトのためシフトアップ時には独特のエア音がする。

 

日産ディーゼル UA460KAM

走行音(全区間)(33.3MB★)

収録区間:北桑園線 西51系統 北24条駅→札幌駅前

 

2000(平成12)年に登場した元札幌市営バスの日産ディーゼル製フルフラットノンステップ車で、市営バスの民間移譲に伴い中央バスに営業所・路線と共に移籍してきた。エンジンは当時の中型トラック用のものを装備しており、後のRA系列に搭載されるエンジンのベースとなっている。KL-UA272KAMの型式認定前の試作車で、そのため排気ガス規制記号が付かず、型式そのものもKC代のフルフラットノンステップバスと同じUA460KAMを名乗る。走行音はトルコンの甲高い音と、後のRA系に通じる軽い感じのエンジン音が特徴。試作車ということもあってか走行中は車体各所のガタつきが目立つ。

 

日産ディーゼル KL-RP252GAN(富士重工ボディ)

走行音(全区間)(35.7MB★)

収録区間:もみじ台団地線 白28系統 厚別東5条1丁目→新札幌駅→もみじ台団地

 

全国的にも珍しい日デの大型短尺車で、KL代で導入されたのはこの中央バスの他には江ノ電バスのみ(くしろバスに移籍したサンプルカー除く)となかなかの珍車。中央バスでは計9台が導入された。他社製の大型短尺車同様に2001年式までは前中折戸のツーステップ車で、2002年式では中扉は引戸となり、バリアフリー対応でワンステップ車となった。エンジンは部品の共通化ということもあり中型車と同じものを搭載しているが、車体が大きい分、ターボを付けて出力不足を補っている。つまり、同時期に製造されていた中型ロング車のJPと同じ考え方である。走行音は日デの中型用エンジンらしい軽快な音だが、ターボのものと思われる低音がしており、迫力が増している。

 

日産ディーゼル KL-RP252GAN(西工ボディ)

走行音(全区間)(19.2MB★)

収録区間:もみじ台団地線 白29系統 新札幌駅→もみじ台団地

 

全国的にも珍しい日デの大型短尺車で、富士重工のバス事業撤退後は順当に西工ボディとなった。富士重工ボディと異なりかなり大量に導入されたため、札幌近郊を中心によく見かける存在である。やはりこの中央バス以外ではまとまった数導入しているのは江ノ電バスくらいで、全国的には珍車である。全車、前中引戸のワンステップ車。足回りは富士重工ボディ時代と変わっていないが、エンジン音は車体構造の問題もありこちらの方が軽い感じで、音質もクリアである。ウインカーの音がかなり独特な感じ。

 

日産ディーゼル PK-RP360GAN

走行音(全区間)(18.0MB★)

収録区間:北広島団地線 北広島駅前→山手町4丁目

 

全国的にも珍しい日デの大型短尺車で、KL代に続き製造最終ロットとなるPK代でも導入された。かなりの希少車で、営業車として導入された会社はこの中央バスの他には京浜急行バス、江ノ電バスのみの計3社、台数も合計で25台程度となっている。エンジン等、駆動系の部品は中型車RMと同じものが採用されており、日野製の直5エンジンを搭載している。音も同じで、独特の甲高いエンジン音が特徴。

 

日産ディーゼル PKG-AP35UM

走行音(全区間)(35.1MB★)

収録区間:元町線 東70系統 北24条駅→東営業所

 

PKG代エアロスターが日産ディーゼルにOEM供給され、「スペースランナーA」として販売されたのがこの車両。PKG代エアロスターも実際はスペースランナーRA系列と同じエンジンを使用し三菱ふそう製の車体を架装したもので、RA系の三菱車体版とも言える。外見はどう見てもエアロスターだが、前面にはNISSAN DIESELのロゴがあり日デ車と分かる。車体が異なるためRA系とはエンジンの響きが異なり、この車両の方が篭って聞こえる。


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