鉄遊館

山陽電気鉄道

3000系

走行音(1.32MB)

収録区間:八家→的形

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3020-S(125kW)

 

1964(昭和39)年に登場した車両。現在の山陽では最古の車両となっている。客用扉は両開きで3箇所、車体長19m級である。車両は初期の2編成のみアルミ製で、それ以降の車両は普通鋼製である。パノラマミックウインドウ・高運転台を採用し、運転室の奥行きを長く取ったため、前面形状は国鉄近郊・急行形車両を思わせるものとなっている。主電動機は近鉄で使われているものと同系列のものである。走行音も近鉄2000系などと同じ音で、起動時の唸りが特徴。近鉄の車両と比べてモーター音が大きい。

 

3050系

走行音(全区間その1)(82.4MB*)

収録区間:阪神三宮→東二見

走行音(全区間その2)(57.5MB*)

収録区間:東二見→姫路

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3020-S(125kW)

 

3000系の増備にあたり、新造時から冷房を取り付けて登場した車両。登場年は1972(昭和47)年である。車体は初期の車両は3000系第3編成以降と同じ鋼製であったが、増備途中よりアルミ車体のコストが下がってきたためアルミ製となっている。足回りは3000系と同じで、走行音も同じ。

 

3200系

走行音(全区間)(23.0MB*)

収録区間:飾磨→網干

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3037(110kW)

 

1969(昭和44)年に一部の2000系の付随車化で余剰となった主電動機を流用して登場した車両。車体は3000系と同一である。3000系として登場したのち主電動機を廃車となった2000系のものに交換して編入された車両も存在する。モーター音はかなり小さく、速度が上がるにつれ重低音が目立つようになる。

 

5000系

走行音(全区間)(131MB*)

収録区間:阪神梅田→姫路(直通特急)

制御方式:界磁添加励磁制御

主電動機:MB-3020-S4(125kW)

 

1986(昭和61)年に登場した車両。当時の国鉄117系に対抗するために3000系列の車両と比べると大幅なモデルチェンジが図られている。制御方式には国鉄・JR205系などに採用された界磁添加励磁制御が採用された。座席には3000系とは異なり一部にクロスシートが配置され、長距離客に配慮している。車体デザインも3000系とは全く異なるものに一新された。主電動機は3000系と共通品で、保守の合理化を図っている。走行音は車体構造の違いからか3000系とはやや響きが異なる。

 

5030系

走行音(長区間)(44.0MB)

収録区間:姫路→高速長田(直通特急)

制御方式:VVVFインバータ制御(富士電機3レベルIGBT)

主電動機:MLR105(170kW)

 

阪神線に直通する直通特急運転開始に伴い、1997(平成8)年に登場した車両。直通特急増発に伴い増備も行われたが、この増備車は中間車のみで、5000系の編成の中間に組み込まれている。5000系をベースに足回りをVVVF制御に変更した車両であり、車体は5000系最終増備車にほぼ準じているが、車内はクロスシートの配置が1+2列に変更になっている。足回りは、他社では採用例の少ない富士電機製の部品が採用されており、主電動機・制御装置共に富士電機製である。本形式以前の山陽電車の車両は制御装置が富士電機製で主電動機が三菱製だったが、本形式では主電動機も富士電機製と変更になった。素子はIGBT。走行音は、歯車比が5000系と同じでVVVF車としては低い歯車比であるため、VVVF車にしては低めの音が目立つ。非同期音は他では聞けない音。

 

6000系

走行音(全区間)(22.7MB★)

収録区間:網干→飾磨

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

主電動機:MB-5158-A(185kW)

 

2016(平成28)年に登場した車両。老朽化した3000系列および3200系を置き換えるために登場した。3両編成および4両編成が存在し、3両編成は普通車のほか2編成を併結した6両編成での直通特急での運用にも対応している。また、網干線でのワンマン運転にも対応しており、自動放送装置も搭載している。4両編成は普通車を主に活躍する。車内はオールロングシートで、山陽初のLCD式車内案内装置を搭載する。足回りは、山陽初の三菱製の主制御器を採用。主電動機も三菱製である。走行音は、三菱製制御装置(IGBT素子)の標準的な変調音だが、同期モード以降の他社と比べると低めのモーター音の響きに山陽らしさを感じる。

 


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