鉄遊館

阪神電気鉄道

1000系

走行音(全区間)(50.4MB)

収録区間:近鉄難波・奈良線(快速急行) 大阪難波→近鉄奈良

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

主電動機:TDK-6147A(170kW)

 

2007(平成19)年に登場した、阪神なんば線・近鉄奈良線直通対応の急行系車両。6両固定編成と2両固定編成が存在する。車体はステンレス製だが、これは震災復興用車両9000系以来である。近鉄直通のための機器を搭載するために乗務員室の奥行き拡大が行われており、その分客室面積が減少している。座席はオールロングシートだが、これも近鉄直通に対応するためである。床下機器では、従来車と比べて主電動機の出力増強が図られており、そのためMT比は1:1となっている。制御方式はVVVFインバータ制御。制御装置は三菱製。走行音は、歯車比や駆動方式、制御装置のメーカーが同じJRE233系にそっくり。

 

2000系

走行音(主電動機流用車)(0.99MB)

収録区間:本線(急行) 甲子園→今津

制御方式:界磁添加励磁制御

主電動機:TDK-814-A,A1,TDK-814/2-A2(110kW)

 

日本初の電機子チョッパ制御車であった7101・7001形と、抵抗制御の7801・7901形の床下機器を界磁添加励磁制御に更新するとともに、大規模な内装更新工事を行って改番を実施した車両。主電動機は大部分の車両は種車のものが流用されたが、2209Fのみ新製された別形式のものを搭載している。阪神大震災で1編成が廃車になったほか、1000系による置き換えも始まっている。走行音は、5001形と似ているが、この車両は急行系車両であり、音の上がり方は5001形よりも遅い。

 

5001形

走行音(全区間)(92.7MB*)

収録区間:本線・神戸高速線 梅田→高速神戸

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK-8145A(90kW)

 

1977(昭和52)年に普通用「ジェットカー」のうち初期に製造された5001形(初代)や5101・5201形を置き換えるために登場した車両。一部車両の台車・主電動機や制御装置は廃車となった5101・5201形に主電動機換装工事により一時的に取り付けられていたものを流用している。車体は当時在籍していた他のジェットカーとあまり変わらない。制御方式は抵抗制御。走行音は5131・5331形の走行音のチョッパ音が無いバージョンといった感じ。

 

5131・5331形

5131形走行音(全区間)(91.0MB*)

収録区間:本線・神戸高速線 梅田→高速神戸

制御方式:電機子チョッパ制御

主電動機:TDK-814-B(75kW)

 

1981(昭和56)年に登場した電機子チョッパ制御の量産車で、普通用「ジェットカー」。東芝製の制御装置を搭載した車両が5131形、三菱製の制御装置を搭載した車両が5331形に区分されているが、両者に性能の差はなく共通に運用されている。主電動機と台車は廃車となった5231形からの流用である。車体は5001形とほぼ同じスタイルをしている。走行音は、低いチョッパ音が特徴。加速度が高いため、モーター音の上がり方が早い。5131形も5331形も同じ音のようだ。

 

5500系

走行音(全区間)(92.7MB*)

収録区間:本線・神戸高速線 梅田→高速神戸

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO後期)

主電動機:TDK-6145-A(110kW)

 

1995(平成7)年に登場した普通用「ジェットカー」。普通用車としてははじめてVVVFインバータ制御を採用した。車体は8000系の最終増備車がベースだが、前面形状は独自のものとなっている。塗色は従来の普通用車とは異なるものが採用された。性能の確保のため従来の普通用車と同じく全車が電動車である。加減速度は従来の普通用車よりも落とされているが、中・高速域の加減速性能は向上しているため、全体的な性能は従来車よりも高い。走行音は、三菱後期形に良くあるパターンの変調音だが、加速度が高いため音の変化は他社の車両や9000系に比べてかなり早い。

 

8000系

走行音(全区間)(32.8MB*)

収録区間:本線(急行) 西宮→梅田

制御方式:界磁チョッパ制御

主電動機:TDK-8170-A(110kW)

 

1984(昭和59)年に登場した急行系車両。阪神大震災被災車両の代替新造分も含めると1996(平成8)年まで増備がつづけられ、1形式としては阪神で最も多数が在籍しているが、震災で廃車となった車両もあるため、製造された全車が出そろったことはない。製造期間が長期に渡っていることから、足回りは全車共通であるものの車体は製造時期によって大幅に異なっている。制御方式には界磁チョッパ制御が採用された。走行音は、JR205系に似た音である。

 

9300系

走行音(全区間)(33.5MB*)

収録区間:本線(急行) 西宮→梅田

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

主電動機:TDK-6146-A(130kW)

 

2001(平成13)年に登場した急行系車両。阪神では3011形以来となるクロスシートを中間車4両に採用した。山陽5000・5030系に影響される形での導入だったが、乗客には好評で、8000系更新車でもクロスシートは採用された。制御装置はVVVF車では阪神唯一の東芝製。素子にはIGBTが採用された。変調パターンは、東急5080系や西鉄7000形と同じ。


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