鉄遊館

西日本鉄道

313形

走行音(機器更新車)(1.09MB)

収録区間:貝塚線 和白→唐の原

制御方式:抵抗制御(カルダン駆動)

主電動機:HS-836-Frb(120kW)

 

1952(昭和27)年に登場した車両。2008年現在西鉄で最も古い車両となっている。当時流行った前面2枚窓の車体が特徴で、非貫通型であることから早々と改軌され宮地岳線(当時)に転属している。車体更新と冷房化、さらに一部車両には西武701系の部品を利用した機器更新が行われて、登場時と比べると大きく外観や走行音が変化している。4編成8両が在籍していたが、宮地岳線貝塚~津屋崎間廃止に伴う運用数減少にともない、現在は1編成2両を残すのみとなった。走行音は、機器更新車は西武701系と変わらないMT46に似た独特の唸りが特徴。コンプは更新されていないため、レトロな音である。未更新車には乗車できなかった。

 

600形

走行音(全区間)(貝塚線移籍後)(32.9MB*)

収録区間:貝塚線 貝塚→西鉄新宮

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK8066-A(120kW)

 

1962(昭和37)年に登場した車両で、かつては天神大牟田線の主力だった。現在は同線在籍車は全車引退し、貝塚線に移籍した車両のみが残存している。天神大牟田線と貝塚線では軌間が異なり、移籍時に台車交換やワンマン化が行われている。主電動機は台車交換時に新造され、天神大牟田線用とは異なる東洋電機製のものを装備している。走行音は、起動時の唸りが割と大きめ。中速域以降は遠鉄1000形に似ているが、本形式のほうが甲高い音の成分が多いようだ。

 

2000形

走行音(1.62MB)

収録区間:天神大牟田線(急行) 下大利→春日原

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3189-A(135kW)

 

1973(昭和48)年に登場した車両。元特急車で、登場時は片側2扉、扉間転換クロスシートの豪華仕様だった。8000形の登場に伴い3扉化改造が実施され、日中の特急運用からは撤退したが、一部残されたクロスシートに往年の面影が残る。前面は非貫通型で三枚窓とされ、運転台は中央に設置されている。床下機器は700形をベースとしたもので、6000形までの西鉄の標準的な機器構成だが、特急形として登場したためか他形式よりギア比が小さい。走行音は、起動時の独特の唸りが特徴で、全体的になかなか味のある音となっている。

 

3000形

走行音(全区間)(61.4MB*)

収録区間:天神大牟田線(急行) 西鉄福岡→花畑

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

 

2006(平成18)年に登場した車両。主に急行で活躍する。西鉄の最新鋭車両で、西鉄初のステンレス車体の車両となった。片側3扉で、座席配置は車端部がロングシート、扉間が転換クロスシートである。前面は他車にはない独特の形状をしている。機器類では、全密閉モーターの採用により、高速域での騒音を少なくしている。制御装置は7000形・7050形に引き続き東芝製だが、変調音は同形とは異なるものである。

 

5000形

走行音(全区間)(その1)(59.6MB★)

収録区間:天神大牟田線(急行) 花畑→西鉄福岡

走行音(全区間)(その2)(84.0MB*)

収録区間:天神大牟田線(特急) 大牟田→西鉄福岡

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3193-A(135kW)

 

1975(昭和50)年に登場し、その後16年にわたって製造された、1形式としては西鉄最多の車両。片側3扉で、座席はオールロングシートである。左右非対称の独特の前面形状が特徴で、この形状は後に登場する6000形や6050形にも引き継がれることになる。主に普通や急行で運用されるが、日中の急行運用は3000形の増備によりほぼなくなっている。機器類は2000形と共通する部分が多い。走行音は、主電動機が2000形と同じため、歯車比は異なるものの2000形によく似た音である。

 

6050形

走行音(全区間)(101MB*)

収録区間:天神大牟田線 西鉄福岡→大善寺

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO後期)

主電動機:MB-5058-A(165kW)

 

1995(平成7)年に登場した車両。外観は6000形とほぼ同じで、両者は車号と走行音くらいしか差がない。前面形状は5000形そっくりだが、片側4扉で、側窓が一段下降式となっている点が異なる。西鉄で初めてVVVFインバータ制御を採用した。制御装置は三菱製。走行音はメトロ05系第14編成や新京成8900形と同系統の音だが、減速時の音が異なる。

 

7000形

走行音(1.10MB)

収録区間:天神大牟田線 東甘木→銀水

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

主電動機:SEA-385(170kW)

 

2001(平成13)年に登場した車両。甘木~大牟田間の直通ワンマン列車用として登場した。2両編成で中間車は存在しない。登場当初は2編成連結した4両編成で使用されていたが、直通ワンマン列車の運転開始に伴い、1編成単独での運用が主となり、現在に至っている。定期運用では普通列車のみに使用されている。前面形状は6050形まで続いた形状を一新し、左右対称の形状となった。また、制御装置の素子にIGBTを採用し、メーカーもそれまでの三菱製から東芝製へと変更になっている。走行音は、東急5080系などと同じ東芝2レベルIGBTの標準的な音。後に登場する3000形とは異なり、非同期モードの終わりに音が「ヒュイーン」と上がっていく部分がある。

 

7050形

走行音(2.08MB)

収録区間:天神大牟田線 八丁牟田→蒲池

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

主電動機:SEA-385(170kW)

 

2003(平成15)年に登場した車両。7000形の片側3扉バージョンである。7000形と同じく中間車は存在せず、2両編成で主に甘木~大牟田間の直通ワンマン列車に使用される。床下機器は7000形とほぼ同じで、走行音も同じ。


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