鉄遊館

新常磐交通

日野 P-HT235BA

走行音(全区間・その1)(64.0MB*)

収録区間:いわき駅前→立野循環→いわき駅前

走行音(全区間・その2)(36.0MB*)

収録区間:湯本駅前→根岸

 

全国的にも希少価値が高くなってきているP代ブルーリボン。前後折戸、ロッドシフト、木床の仕様で、純正ボディを架装している。P代の車両はU代以降と比べて前面方向幕まわりの造形が異なるのが特徴。走行音はP代ブルーリボンらしく低音がよく響いており、床が木のためか聞こえ方もはっきりとしている。その1はいわき近郊の住宅地を循環する路線で、走りはゆったりめ。その2はアップダウンの激しい路線で、エンジンをぶんぶん吹かしながら山道をかっ飛ばしていた。

 

日野 P-RJ172BA

走行音(全区間)(22.2MB*)

収録区間:湯本駅前→湯本市内循環内回り→湯本駅前

 

全国的に希少価値の高い初期の日野レインボーで、車体が全体的に角ばっており、側面窓のサイズが小さく、幕板部がその分広く、前照灯が左右1灯ずつのため、独特の雰囲気を持っている。エンジン音はレインボーらしい軽快な感じの音で、木床のため音が良く響いている。

 

日野 U-HT2MMAA

走行音(全区間)(103MB★)

収録区間:いわき駅前→泉駅前

 

自社発注のU代ブルーリボン。基本的な仕様はP代と一緒で、相違点は前面方向幕周りの造作が変わったこと、室内の床の通路部にのみ床材が貼られたこと(座席部は木床のまま)くらいである。走行音はP代と比べるとやや柔らかい響きとなった。収録の走行音は所要時間1時間以上に及ぶ長距離路線だが、エンジンをぶんぶん吹かして快走しており非常に聴きごたえのある音となっており、あっという間に感じられた。

 

日野 KC-HT2MMCA

走行音(全区間)(69.9MB*)

収録区間:小名浜車庫→湯本東口→いわき駅

 

自社発注のKC代ブルーリボン。流石に床は板張りではなく床材が貼られているが、前後折戸、ロッドシフトの仕様はP代の頃と変わっていない。KC代は前照灯が角形になっているのがP代、U代との外観上の相違点。走行音はP代、U代と比べると軽い音になったものの、それでもブルーリボンらしい威勢のいい雰囲気は残っている。

 

いすゞ P-LV314L

走行音(全区間・その1)(30.3MB*)

収録区間:赤井岳下→NHK前

走行音(全区間・その2)(27.6MB*)

収録区間:草野駅前→いわき駅前

 

こちらも全国的に希少価値の高いP代キュービック。独特の形状の平面ガラスを用いた前面窓は登場時は衝撃的だったと思われる。P代はU代、KC代に比べ側面窓が大きく、後部窓の周囲が窪んでいるのが特徴。ブルーリボン同様に前後折戸、ロッドシフト、木床の仕様。床が木のためかエンジン音がよく響き、いかにもひと昔前のバスといった感じの渋いガラガラ音が特徴。

 

いすゞ U-LV324L

走行音(全区間)(26.4MB★)

収録区間:湯本駅前→湯本市内循環内回り→湯本駅前

 

自社発注のU代キュービックで、P代と同じく前後折戸、側面窓は2段サッシ窓、車内の座席は2+1列で補助いす付きとなっている。なお、ブルーリボンと同じく、室内の床は木床だが通路部にのみ床材が貼られている。シフトはP代と同じくロッドシフト。走行音はU代キュービック標準の音で、ドロドロという感じのエンジン音が特徴。

 

いすゞ U-LV324L

走行音(全区間)(102MB*)

収録区間:泉駅前→いわき駅前

 

元小田急バスの富士重工7Eボディ架装のU-LV。常磐交通ではKL代までは一般路線用の新車が導入されていたが、それ以降は元小田急バスを中心とした移籍車を導入している。小田急バスでは純正車体のLV(キュービック)はほとんど導入されず、富士重工ボディばかりだった。車体構造の違いからか、純正車体と比べて音がよく響いている。フィンガーシフトのため、シフトアップの度に独特のエア音を聞くことが出来る。

 

いすゞ U-LV318L

走行音(全区間)(32.9MB*)

収録区間:いわき駅前→川平

 

元小田急バスの富士重工7Eボディ架装のU-LV。元生田、町田営業所所属車の大半は坂道が多いため高出力車となっており、標準出力車と外観は同じだがU代まではエンジン形式が異なっていた。内装も標準出力車とほぼ一緒。エンジン音は標準出力車とは響きが異なり、ガラガラ音が響き迫力のある音となっている。

 

いすゞ U-LR332J

走行音(全区間)(36.6MB*)

収録区間:根岸→湯本駅前

 

全国的には廃車が進んでいるが常磐交通ではまだまだ活躍が見込めるU代ジャーニー。キュービックの中型車版という位置づけだが、前面窓は一般的な曲面ガラスを用いた形状となっている。前後折戸、ロッドシフトと常磐交通らしい仕様。やや単調ではあるが、軽快なエンジン音で山道を駆け下りる。

 

いすゞ KC-LV380L

走行音(全区間)(37.6MB★)

収録区間:上遠野→植田駅前

 

自社発注のKC代キュービックで、P代およびU代と同じく前後折戸、側面窓は2段サッシ窓、車内の座席は2+1列で補助いす付きとなっている。シフトはP代およびU代と同じくロッドシフト。走行音はKC代キュービック標準の音で、V8エンジンらしいドスの効いた重厚な唸りが特徴的。

 

いすゞ KC-LV832L

走行音(全区間)(その1)(68.0MB★)

収録区間:いわき駅前→ラパークいわき→鹿島一丁目→高久三丁目→ラパークいわき

走行音(全区間)(その2)(50.3MB★)

収録区間:ラパークいわき→小名浜車庫

 

元小田急バスのキュービックノンステップ車で、数少ない移籍事例として貴重な存在。各事業者とも廃車が進んだため、2019年現在現役で動いている事業者は数少ない。初期のノンステップ車らしく前中グライドスライドドアで、フルフラット構造ということもありZF製トルコンを装備するオートマ車となっている。設置スペース節約のため中型車用のエンジンを採用。走行音は低く野太く力強い感じのエンジン音とトルコンの甲高い音が相まって独特の雰囲気。

 

三菱ふそう KC-MP747K

走行音(全区間)(39.7MB*)

収録区間:いわき駅前→中沢

 

元小田急バスの三菱ふそう(新)エアロスターノンステップバス。国産の量産型式では日本初のノンステップバスとして1997年に登場したモデルで、エアロスターシリーズのモデルチェンジに合わせて登場した。他社が従来のバスの構造を大幅に変更して客室最後部にエンジン室を設置し最後部までの低床化を図ったのに対し、ふそうはエンジンを搭載する中扉より後ろの部分はエンジン上に座席を配置するツーステップ車以来の構造を変えず前中扉間をステップレスとしていち早く市場に売り出した。現在のノンステップバスは全社とも後者の構造を踏襲する形となっている。走行音は、重低音がよく響くのが特徴。

 

三菱ふそう KK-MK27HM

走行音(全区間)(33.4MB★)

収録区間:川平→いわき駅

 

元都営バスのエアロミディで、ノンステップかつロングボディ(車体長10.5m)タイプ。当時流行の中型ロング車の中でもエアロミディは販売台数がそれほど多くなく、特にKK代は導入事業者が限られる。新常磐交通では4台を譲受した。都営バス時代と変わらぬ走りっぷりで、区間によってはエンジンをぶん回し迫力のある走りをしている。走行音そのものはKK代のエアロミディとしては標準的な音である。


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