鉄遊館

江ノ島電鉄

300形

走行音(305編成・全区間)(47.2MB*)

収録区間:鎌倉→藤沢

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK8005-A(50kW)

 

現在の江ノ電では最も古い車両で、江ノ電初の連接車。現在に至るまでの江ノ電の車両規格はこの形式がベースとなっている。301編成~306編成の全6編成が存在したが6編成とも改造車で、出自や改造手法が異なるため形態もバラバラだった。現存するのは305編成のみ。この305編成は1960(昭和35)年の登場で、台枠のみ京王の旧型車のものを流用しているが車体は新造されているため実質的には新規導入車といっても過言ではなかった。「バス窓」と呼ばれる上段固定式の側窓が特徴で、当時の気動車などに多く採用されていた。足回りは冷房化とともに更新されており、2000形と共通のものとなっているが、同車とは車体構造が異なり305号は床が木のためモーター音の響き方は異なる。

 

1200形

走行音(全区間)(47.0MB★)

収録区間:鎌倉→藤沢

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:TDK5610-A(50kW)

 

1983(昭和58)年に江ノ電初の冷房車として登場した車両で、国内の1067mm軌間の車両では最後の吊掛駆動車となっている。小型車・急曲線対応の台車で当時カルダン駆動の実績が無かったことから吊掛駆動となった。2011(平成23)年に車体更新工事が行われ、ドアチャイム・扉上の旅客案内装置(LCD2画面)の設置や内装材の取り替えなどが行われている。走行音は、走行中常にシュルシュルという何かが擦れるような音が聞こえてくるのが特徴。吊掛サウンドの響き、速度や沿線風景といい路面電車的な雰囲気となっている。

 

2000形

走行音(未更新車)(全区間)(46.7MB★)

収録区間:藤沢→鎌倉

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK8005-A(50kW)

 

1990(平成2)年に登場した車両で、眺望を考慮し前面・側面ともに窓がかなり拡大されている。足回りは1500形と同じものが採用されており、抵抗制御のカルダン駆動となっている。2016(平成28)年より車体更新工事が開始されており、1000系列同様にドアチャイム・扉上の旅客案内装置(LCD2画面)の設置、内装材の取り替えなどが行われているほか、車外への避難用はしごも車内に設置されている。走行音は江ノ電のカルダン駆動車としてはごく標準的な音で、起動時の低い唸りが独特。


前のページへ戻る