鉄遊館

福井鉄道

200形

走行音(全区間)(77.0MB*)

収録区間:越前武生→田原町

制御方式:抵抗制御

主電動機:MT54(96kW)

 

1960(昭和35)年、急行列車用として登場した車両。2車体連接構造の大型車で、全長は約30m。長らく福武線の主力車両として活躍してきた。路面電車タイプの車両が名鉄から譲渡されてきた後もラッシュ時の輸送力確保用として残されている。車内はセミクロスシート。足回りは登場時からカルダン駆動であった。登場当初はオリジナルの台車・主電動機を装備していたが、現在は動力台車と主電動機をJRの廃車発生品に交換されたため、主電動機はMT54となっている。架線電圧が600Vであるため主電動機出力は抑えられており、モーター音はMT54にしてはかなり大人しい。減速時は空制のみで停車するため、モーター音よりもブレーキシューや制輪子の音が盛大に聞こえる。

 

770形

走行音(全区間)(62.7MB*)

収録区間:急行 福井駅前→越前武生

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK-8430-B(38kW)

 

元名鉄岐阜市内線・揖斐線用770形。使用路線の廃線に伴い全車が譲渡された。名鉄時代は弱め界磁も駆使し揖斐線を最高速度70km/hと路面電車タイプの車両としてはかなりの高速で走行していたが、この高速性能が福鉄譲渡後も活かされることとなった。現在も名鉄時代とそれほど変わらない最高速度65km/hで走行しており、朝夕ラッシュ時には急行運転にも充当される。走行音は名鉄時代と変わらず甲高く小さいモーター音、そして独特のジョイント音が特徴。

 

880形

走行音(機器更新前)(1.46MB)

収録区間:ハーモニーホール→江端

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK-8430-A(38kW)

走行音(機器更新後)(長区間)(82.0MB★)←new!!!

収録区間:福井駅前→たけふ新

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋ハイブリッドSiC)

 

元名鉄モ880形であり、美濃町線の廃線に伴い全車が福井鉄道に譲渡された。元々名鉄時代は軌道区間のみの走行で最高速度も40km/hだったが、福井鉄道では鉄道区間も走行し、最高速度も65km/hになった。このため、譲渡時に歯車比の変更、弱め界磁機能の追加が行われている。塗装も名鉄時代とは大幅に異なるものとなり面目を一新したが、車体そのものは名鉄時代とほとんど変化がない。後年になって一部編成に足回りを中心とした機器の更新が行われ、VVVF制御となった。走行音は、機器更新前は名鉄時代と同じく甲高く小さいモーター音、そして独特のジョイント音が特徴である。機器更新後もモーター音は小さく、ほとんど聞こえないレベルである。

 

F1000形(FUKURAM)

走行音(全区間)(94.4MB*)

収録区間:田原町→福井駅前→越前武生

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

2013(平成25)年に登場した、福井鉄道の最新型車両。新潟トランシス製の超低床車で、岡山電気軌道9200形を始祖とするグループの構造を踏襲している。現在は1編成のみの在籍だが、増備により200形などの鉄道線規格の高床車を全て置き換える計画である。鉄道線規格型車両並みの輸送力を確保する必要性から、他社の低床車よりも幅広・大型の車体となっており、それを3車体連接している。走行音は、岡山電気軌道9200形など他車同型車と同じモーター音だが、福井鉄道では最高速度65km/hのため他社同型車よりもかなり迫力がある。時折加速時にモーターとは別の場所から「ジー」という音が鳴る。

 

F10形(RETRAM)

走行音(貸切収録)(74.7MB★)

収録区間:たけふ新→福井駅

制御方式:抵抗制御

 

元ドイツ・シュトゥットガルト市電GT4形で、土佐電気鉄道を経て福井鉄道にやってきた。イベント用車両として在籍しており、定期運用は持たず、時折臨時列車として運行される。もともとは編成の片方にしか運転台が付いていなかったが、日本に譲渡される際に運転台付き車両を背中合わせに組み合わせて両方向に運転台を設置する改造が行われた。軌間は1000mmだったものが1067mmに広げられている。本HPで公開している走行音の収録は有志で貸し切り列車を仕立てて行った。旧型車ということで、豪快な音を立てるのかと思いきや、非常に清楚な音で驚いた。


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