鉄遊館

長崎電気軌道

211形

走行音(2.52MB)

収録区間:市民病院前(手前)→石橋

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:SS-50(38kW)

 

1951(昭和26)年に長崎電軌初のボギー車として登場した201形に続いて登場した車両。車体は同車に準じているが、台車など一部の機器が同車とは異なっている。現在に至るまでに様々な改造が施され、登場時とはかなり異なる外観となっているのも201形と同じ。主電動機は標準軌用の路面電車の標準品として当時大量生産された機種であるSS-50である。走行音は、ごく普通の路面電車といった感じの音である。主電動機出力が低いせいか、モーターの唸りはおとなしめ。

 

300形

走行音(4系統全区間)(9.03MB)

収録区間:正覚寺下→蛍茶屋

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:SS-50(38kW)

 

1953(昭和28)年に211形の増備車として登場した車両。211形とは製造当初から方向幕を前面上部中央に、前照灯を前面窓下に設置しているという違いがあるが、現在は改造によってあまり見分けの付かない外観となっている。機器は211形とほぼ同じで、走行音も同じ。

 

370形

走行音(2.97MB)

収録区間:岩屋橋(手前)→昭和町通り

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:SS-50(38kW)

 

1962(昭和37)年に360形の増備車として登場した車両。360形は従来の201~300形とは大きく異なる車体となり、扉配置も前後扉から前中扉に変更となったが、本形式もその形態をほぼ引き継いでいる。ただし、バンパーの強化や方向幕の拡大が行われるなど、一部に相違点もある。足回りは台車など従来車とやや異なる部分もあるが、主電動機は共通のため走行音も同じ。

 

1200形

走行音(1200A形)(6.26MB)

収録区間:宝町→浦上車庫前

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:TDK-524-2C(45kW)

 

1982(昭和57)年に登場した車両。軽快電車2000形をベースとしつつ、扉配置や機器構成、座席のロングシート化など改良を加えたものとなっている。足回りは西鉄の旧型車のものを流用しているため、吊掛駆動である。近年、制御装置を交換して間接制御化され、主電動機を旧西鉄600形のものに交換されて性能向上が図る工事が1201号車以外に施行され、これらの車両は1200A形に分類される(車号そのものは変化なし)。走行音は、1200A形は主電動機出力が従来のSS-50型主電動機搭載車と比べて上がっている分モーターの唸りも大きく、迫力ある音となっている。1201号車は未乗車だが、主電動機はSS-50であるためおとなしめのモーター音であると思われる。

 

1500形

走行音(その1)(1.84MB)

収録区間:赤迫→千歳町

走行音(その2)(6.85MB)

収録区間:松山町→長崎駅前

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

主電動機:TDK-524-2C(45kW)

 

1993(平成5)年に登場した車両。上の1200形同様機器流用車で、旧西鉄600形の足回りを活用している。側窓の大型化や前面形状などが1200・1300形からの変更点。足回りは機器流用元の関係で1200A形との共通点が多い。走行音は、個体差なのか収録の車両に関しては上の1200A形のものよりもさらに大きく、豪快である。


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