鉄遊館

東京都交通局

300形

走行音(全区間)(29.5MB*)

収録区間:日暮里・舎人ライナー 日暮里→見沼代親水公園

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

2008(平成20)年、路線の開業とともに登場した車両。ゴムタイヤ駆動の新交通システムで、片側2扉の5両編成。ゆりかもめの車両と少し似た形態をしているが、座席配置が大きく異なり、こちらのほうがシートピッチが広く快適である。制御装置は三菱製。ゆりかもめ7200系に似た音だが、全く同じ音ではなく微妙に異なる部分もある。

 

320形

走行音(全区間)(29.9MB★)

収録区間:日暮里・舎人ライナー 日暮里→見沼代親水公園

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

2017(平成29)年、輸送力増強用として1編成が登場した車両。混雑対策として車内はオールロングシートとされた。ドア配置は300形同様に片側2箇所だが、両開き扉となった。電気式ドアエンジンを採用しており、300形とは開閉音が大きく異なる。走行音は300形に似ているが、車体構造が異なるためかやや響きが異なる。

 

5200形

走行音(1.01MB)

収録区間:浅草線 戸越→五反田

制御方式:抵抗制御

 

1976(昭和51)年に登場した浅草線唯一のステンレス車。8連1本のみの在籍。最初は1960(昭和35)年に登場した5000形の最終増備車として製造された。この車両は三田線の6000形の登場後の新造であったためか、他の5000形が鋼製であったのに対し、現在の5200形に当たる6連2本のみがステンレス製で、外観が他の5000形と大きく異なるものであったため5200番代を名乗っていた。5000形鋼製車は老朽化が進んでいたこと、非冷房であったことなどから5300形の増備に伴い全車廃車となった。残ったステンレス車は6連2本から8連1本へと組み替えられて、形式も5200形となって活躍していたが、運用減に伴い2006(平成18)年に引退となった。末期は高速性能が悪いこともあって運用は限定されていて、京急線には通常は入線することはなく、京成線も高砂以東には入線せず、1往復を除いて泉岳寺~西馬込を往復する隠居運用が組まれていた。走行音は、足回りは5000形鋼製車と同じためか、初期の高性能車に多い甲高く小さいモーター音が特徴。

 

5300形

走行音(ソフト変更後・全区間)(121MB★)

収録区間:北総線・京成押上線・浅草線 印旛日本医大→西馬込

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱系GTO)

 

1991(平成3)年、当時の浅草線の主力車両であった5000形を置き換えるために登場した車両。車体はアルミ合金製である。現在、4社の路線に乗り入れていて、なかなか顔の広い車両でもある。制御方式はVVVFインバータ制御で、制御装置は三菱・日立・東芝・東洋の合作であるが、基本設計は三菱GTOの後期タイプのものだと思われる。何故か増備途中で制御装置のソフト変更が行われ、現在では大部分の車両がソフト変更車となっている。走行音は、当初は近鉄などで聞けるタイプの音だったが、ソフト変更後は非同期が高い音になって独自の音となった。

 

5500形

走行音(全区間)(121MB★)

収録区間:北総線・京成押上線・浅草線 印旛日本医大→西馬込

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱SiC-MOSFET)

 

2018(平成30)年に5300形を置き換えるために登場した車両。車体は5300形とは異なりステンレス製となり、総合車両製作所(J-TREC)の「sustina」ブランドの仕様を取り入れている。デザインも5300形とは大幅に異なるものとなり、歌舞伎の隈取をイメージしたものとなった。制御装置は三菱電機製で、フルSiC-MOSFET素子を採用し大幅な装置の小型化と省エネルギー化を実現。主電動機は清掃の容易な全閉外扇形を採用した。三菱のSiC素子採用車両は非同期音が「シュー」という感じの一定音の車両が多いが、この車両は都営では6300形後期車のように音程が変化するタイプである。全閉形主電動機を採用していることもあり高速域の音は5300形と比較すると大幅に小さくなっている。ドア開閉音やブレーキ緩解音はJRE235系とほぼ同じもので、同一品を採用しているためと思われる。空調が常時稼働しているのがかなり残念なところである。

 

6300形

走行音(GTO)(全区間)(その1)(66.1MB★)

収録区間:三田線 西高島平→白金高輪

走行音(GTO)(全区間)(その2)(64.8MB★)

収録区間:三田線 白金高輪→西高島平

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱系GTO後期)

走行音(IGBT、ソフト変更後)(長区間)(65.5MB★)

収録区間:三田線 白金高輪→西高島平

走行音(IGBT、ソフト変更後)(全区間)(66.4MB★)

収録区間:三田線 西高島平→白金高輪

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱系IGBT[IPM])

 

1993(平成5)年、当時三田線の主力だった6000形を置き換えて、保安装置をATOに変更するために登場した車両。現在ではもちろんATOによる自動運転が行われ、さらに東急目黒線にも乗り入れている。1・2次車と3次車では外観は似ているものの3次車は1・2次車とは車内レイアウトが異なる。座席配置は1・2次車は車端部にボックスシートを設置したセミクロスだが、3次車はオールロングシートである。制御方式はVVVFインバータ制御で、三菱・日立・東芝・東洋の合作であるが、5300形同様三菱製のものがベースになっている。素子は1・2次車がGTOで、3次車はIPM使用のIGBTとなっている。走行音は1・2・3次車共三菱の標準音であり、音が大きいのが難点。なお、1・2次車の走行音は5300形とは異なるものである。2009年に3次車はソフト変更が行われ、停車寸前の音が変化している。

 

6500形

走行音(全区間)(その1)(67.5MB★)←2022年収録。発車メロディは「音無川の流れ」

収録区間:三田線 白金高輪→西高島平

走行音(全区間)(その2)(70.5MB★)←2023年収録。発車メロディは都営標準曲←new!!!

収録区間:三田線 白金高輪→西高島平

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱ハイブリッドSiC)

 

2022(令和4)年に三田線6300形の1・2次車置き換えと一部列車の8両編成化に伴い登場した車両。東急・相鉄新横浜線開業に伴い、三田線の輸送量が増えることが見込まれるため、編成両数を6両→8両に増やすことになった。6300形以来22年ぶりの新型車両ということで機能美を追求した結果、角ばった前面、角ばった車体断面が特徴的なデザインとなった。車体はアルミ製。足回り関連では、浅草線用5500形に引き続き三菱電機製のVVVF装置が採用されているが、同車とは異なり素子はハイブリッドSiCモジュールとなっている。走行音は、6300形3次車以降と同様に途中で音程が変化するタイプの非同期音が特徴的となっている。

 

10-000形

走行音(強制風冷チョッパ)(0.98MB)

収録区間:新宿線 瑞江→篠崎

制御方式:強制風冷式電機子チョッパ制御

走行音(フロン沸騰冷却式チョッパ)(1.04MB)

収録区間:新宿線 東大島→船堀

制御方式:フロン沸騰冷却式電機子チョッパ制御

走行音(GTOチョッパ)(1.00MB)

収録区間:新宿線 船堀→東大島

制御方式:GTOチョッパ制御

 

1971(昭和46)年に試作車が、1978(昭和53)年に量産車が登場した新宿線用の車両。長期に渡って増備が続けられ、最終増備車の登場はすでにVVVF全盛の時代に突入した1997(平成9)年である。そのためか、外観や車内にもいくつかのバリエーションがある。なお、この車両は都営地下鉄唯一の電機子チョッパ制御車である。素子の冷却方式に2種類の方式があるほか、素子自体にも逆導通サイリスタとGTOの2種類がある。走行音は、関東地方では比較的少ない低いチョッパ音が特徴。モーター音は比較的静か。初期の強制風冷チョッパ車はファンの音がうるさい。前面形状が異なるGTOチョッパ車はチョッパ音がやや小さい。

 

10-300形

走行音(全区間)(初期車)(65.4MB*)

収録区間:新宿線・京王新線 本八幡→笹塚

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱3レベルIGBT)

走行音(全区間)(後期車)(64.4MB★)

収録区間:新宿線・京王新線 本八幡→笹塚

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

2005(平成17)年に登場した新宿線用車両。初期車はJR東のE231系を、後期車はE233系をモデルとして製造されていて、相違点は前面形状と塗色、車内の配色くらいに留まる。同系列に、中間車に10-000形を挟んで先頭車のみ新造の10-300R形も存在する。初期車はモーターの音もE231系(機器更新前)そのものである。一部の編成では後年中間車が増備の上で組み込まれ、10両編成化が行われている。後期車はE231系(機器更新後)に近い音で、初期車とは制御装置が異なるため音が異なる。

 

10-300R形

走行音(全区間)(63.5MB*)

収録区間:新宿線・京王新線 本八幡→笹塚

制御方式:フロン沸騰冷却式電機子チョッパ制御

 

2004(平成16)年に、一つ上で紹介した10-300形より一足早く登場した、10-300形とほぼ同じ車体を持つ新造の先頭車と、比較的新しく、余剰となった10-000形の中間車を組み合わせて登場した車両。元10-000形の中間車は、先頭車に合わせて後に方向幕のLED化、次駅表示器・ドアチャイムの設置が行われている。足回りは変更されていないため、走行音自体はドアチャイム以外は10-000形時代と変化はない。

 

12-000形

走行音(後期車)(全区間)(115MB★)

収録区間:大江戸線 都庁前→都庁前→光が丘

制御方式:VVVFインバータ制御(日立3レベルIGBT)

 

大江戸線開業時の1991(平成3)年に営業運転を開始し、路線の延伸とともに増備を重ねた。東京の地下鉄としては初の鉄輪式リニアモーター駆動となっているのが特徴である。トンネル建設費削減のため車体断面が小さいのが特徴で、急カーブが連続することもあって車体長さも通常の鉄道車両と比べると短い。車体はアルミ製で、初期車に当たる1・2次車は全体をアイボリーに塗装されていた。路線の延伸とともに大量増備された3・4次車は無塗装の車体となっている。機器類も両者で異なるものを搭載しており、走行音も異なっていた。全車VVVF制御だが、初期車はGTO素子、後期車はIGBT素子を採用している。後継車の12-600形の増備により初期車は全廃され、後期車も廃車が進んでいる。後期車については甲高い非同期音が特徴的である。減速時は全電気ブレーキを採用しているため日立VVVF特有の「逆相モード」のブーン音が鳴るが、逆相モードの領域が広いため独特の鳴り方をする。

 

12-600形

走行音(3次車以降)(全区間)(118MB★)

収録区間:大江戸線 都庁前→都庁前→光が丘

制御方式:VVVFインバータ制御(日立ハイブリッドSiC)

 

大江戸線の輸送力増強と12-000形の置き換え用として2012(平成24)年に登場した車両。3次車以降の車両では車体デザインを変更、車内デザイン変更および座席配置の変更、VVVF装置にハイブリッドSiC素子を採用(1・2次車はIGBT素子)など、1・2次車とはまるで別形式と言っても過言ではないほどの仕様変更が行われている。走行音は、起動時の甲高い非同期音が特徴だが、12-000形とは音程が異なる。全電気ブレーキを採用しているが、日立VVVF特有の停車直前の「逆相モード」の音はあまりはっきりしない感じである。

 

7000形

走行音(貸切収録・全区間)(81.1MB★)

収録区間:荒川線 三ノ輪橋→早稲田

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

 

1954(昭和29)年に登場した都電の車両。登場時は前面2枚窓のスタイルであり、7020号車(当時)は直角カルダン駆動の試作車として製造された。荒川線に残ったのは後期に製造された7055~7078・7081~7084・7086・7087・7089号車(当時)で、ワンマン運転とホーム嵩上げ実施のため車体が現在の前面1枚窓のものに更新された上で、車番が7001~7031に揃えられた。この時点ではまだ非冷房だったが、後年冷改が行われ、現在は全車冷房付である。最近では方向幕のLED化やシングルアームパンタ化が行われている。後述の7500形とともに、都内唯一の吊掛駆動車であったが、現在は廃車および機器更新により引退した。走行音は、路面電車の標準的な吊掛サウンド。都電最盛期の名残なのか、「チンチン電車」の語源ともなった、発車時に鳴るベルが付いている。収録は引退間際に有志で貸切って収録したため、最高の環境で都内最後の吊掛サウンドを記録することが出来た。

 

7500形

走行音(2.62MB)

収録区間:荒川線 荒川車庫前→宮ノ前

制御方式:抵抗制御(吊掛駆動)

 

1962(昭和37)年に登場した都電の車両。当時すでに都電は廃止路線が続出しており、そのためバスの設計を一部取り入れるなどしてコストの削減が図れている。7000形の足回りと8000形の車体デザインを参考にして造られたため、間をとって7500形となった。7500形は車齢が若かったため、荒川線以外の路線が全廃されると荒川線に集結した。その後は、ワンマン化、車体更新など大がかりな改造がなされており、登場当時の7500形と変わらないのは足回りの一部くらいである。走行音は、路面電車では比較的多いタイプの音で、モーターの音に関しては7000形と全く同じ。発車時のベルの音色が7000形と微妙に異なる。8800形に置き換えられ、花電車に改造された1両を除き全車引退した。

 

8500形

走行音(機器更新前)(貸切収録・長区間)(53.3MB★)

収録区間:荒川線 荒川車庫前→早稲田

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO後期)

 

1990(平成2)年に登場した都電の車両。都電で初めてVVVFインバータ制御を採用したほか、外観も前面・側面ともに窓を大きくとった斬新なものとなった。また、塗装も従来車と同じ緑系ながら塗り分けの大きく異なるものを採用している。主電動機・制御装置は製造時は三菱製(GTO素子)。当初は都電のほぼ全車をこの車両で置き換える計画だったが、財政難のため結局5両のみの製造に終わっている。走行音は、都営地下鉄5300形(ソフト変更前)や近鉄で聞けるタイプの音だが、路面電車でこの音を立てるのは全国でこの車両のみであった。全車機器更新が行われ、東洋電機製(IGBT素子)の制御装置となっている。

 

8800形

走行音その1(1.49MB)

収録区間:荒川線 巣鴨新田→新庚申塚

走行音その2(2.50MB)

収録区間:荒川線 王子駅前→荒川車庫前

走行音(長区間)(11.6MB)

収録区間:荒川線 大塚駅前→荒川車庫前

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

 

2009(平成21)年に登場した都電の車両。3次曲面と直線を組み合わせたデザインの外観に、車両ごとに異なる数種類のカラフルな塗装というこれまでの都電の車両とはかけ離れた外観が特徴。機器関連は先に登場したレトロ調車両9000形との共通品が多い。7500形の置き換え用とされている。走行音は、下で紹介している9000形と同じで、他社でもよく聞ける東洋IGBTの音である。

 

8900形

走行音(全区間)(76.6MB★)

収録区間:荒川線 三ノ輪橋→早稲田

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

 

2015(平成27)年に7000形の置き換え用として登場した都電の車両。8800形がベースとされているが、車体デザインは大幅に変わり、直線を基調としたデザインとなった。8800形まで屋根上搭載とされていたSIVを小型化して床下搭載とした。8800形同様、車両によって塗装色が異なる。走行音は、モーター音は8800形や9000形と一緒だが、SIVの音が異なるため雰囲気が変わっている。

 

9000形

走行音(全区間)(79.6MB★)

収録区間:荒川線 早稲田→三ノ輪橋

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

 

2006(平成18)年に登場した都電の車両。外観・内装がレトロ調であり、通常の営業運転のほか団体やイベント用としても使われる。車体寸法は8500形に準じていて、扉配置も同車と同じである。車内は木目調で、間接照明を採用。座席配置は7000形や7500形に準じている。制御方式はVVVFインバータ制御で、仕様する素子が8500形のGTO素子からIGBT素子に変更になっている。製造メーカーも主電動機とともに東洋電機に変更になっている。走行音は東洋IGBTの標準的な変調パターンで、上で紹介している8800形と同じ音。


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