日立電鉄交通サービス
いすゞ P-LR312J
・走行音(全区間)(73.6MB*)
収録区間:行先番号30 大みか駅→日立駅
いかにも古めかしい外観の富士重工6E車体架装のP代ジャーニーで、元京浜急行バス。前中扉・ツーステップ(年式を考えれば当然か)で、関東地方ではごく標準的な仕様と言える。フィンガーシフトを装備しており、シフトアップ時にその動作音がはっきりと聞こえる。また、エンジン音もクリアに響いている。収録の路線は大みか駅(鉄道の駅は大甕駅と表記しているが、バス停留所はこの字)と日立駅を結ぶ路線で、鉄道ではわずか10分ほどの両駅間を1時間弱かけて結ぶため途中の停留所の数も多く、読み上げられる整理券番号がどんどん上がっていく。
いすゞ U-LR332J
・走行音(全区間)(19.6MB*)
収録区間:行先番号31 常陸多賀駅→塙山団地
自社導入の純正車体架装のU代ジャーニーで、客席がロングシート主体の「三方シート」となっているのが珍しい。工場への従業員輸送が主体の路線が多いため、詰め込みがきくようあえてこの仕様にしたんだとか。ロッドシフトで、走行音はごく標準的なU代ジャーニーの響き。単調ではあるが、同時期の大型車キュービックと比べると軽快なエンジン音がする。
日野 U-RJ3HJAA
・走行音(全区間)(25.5MB*)
収録区間:行先番号94 真弓が丘→大みか駅
元南海バスのU代レインボー。前後扉、メトロ窓で、関西の事業者らしい仕様。南海バスらしくロッドシフトで、走行音は低音成分が弱く甲高いエンジン音が特徴。アップダウンがある路線で、かなり回しているが、迫力はいまひとつといったところか。日立電鉄特有の停留所毎に整理券番号を読み上げ、かついかにも合成音声という感じの早口なアナウンスが非常に独特。整理券番号の読み上げは、整理券がIC式で整理券番号が券面に印字されないためで、降車時に運賃箱へ券を投入して回収することにより乗客ごとの利用区間が分かるという、他のバスでは例を見ないシステムとなっている。
日産ディーゼル KC-RN210CSN
・走行音(全区間)(19.2MB*)
収録区間:行先番号無し 日立駅→日立総合病院→城南台
自社導入の富士8E車体の日デRN。日デRNは京王電鉄(当時)と日産ディーゼルが共同開発した日本初の車体長7mのワンステップバスがこのRNで、KC代、KK代が製造されたが製造台数はそれほど伸びなかった。日立電鉄では5台が導入され、狭溢路かつ急勾配のある日立総合病院を経由し丘の上の団地、城南台へ至る路線で主に運用されている。足回りは当時の中型車RMと同じエンジンを進行方向横置きで搭載し、アングルドライブで駆動するというもの。エンジン出力もRMと同じため、走りはいたって軽快。走行音の聞こえ方はエンジン搭載方法の関係でRMとは異なっている。