鉄遊館

伊予鉄道

610系

走行音(全区間)(48.2MB*)

収録区間:高浜・横河原線 大手町→横河原

制御方式:抵抗制御

主電動機:TDK824(75kW)

 

1995(平成7)年に登場した車両で、車体は新造、足回りは流用品で構成される。車体は片側3扉、18m級のステンレス製のもので、前面は非貫通。前面窓は大型の1枚窓で、軽快さを出している。足回りは京王5000系由来の制御器と東武2000系由来の台車・主電動機を組み合わせている。走行音は独特の重厚なモーター音が特徴。全電動車だった東武2000系と異なり1M1Tの編成構成のため、加速度が低く東武時代と異なる雰囲気になっている。収録の列車は休日朝のみの高浜線大手町始発の列車で、古町車庫から回送されてきた列車が大手町駅からそのまま営業運転に入る珍しい運用。

 

3000系

走行音(全区間)(35.9MB*)

収録区間:郡中線 松山市→郡中港

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

主電動機:TDK6333-A(120kW)

 

2009(平成21)年に登場した車両で、元京王3000系後期車。車体関係は塗装の変更以外特に大幅な改造はされていないが、足回りはVVVFインバータ制御に変更された。制御装置・主電動機ともに東洋電機製で、変調音もその標準的なもの。床の点検蓋が埋められていないため、音がかなりクリアに聞こえるのが特徴。

 

モハ50形

走行音(後期型)(全区間)(その1)(39.6MB★)

収録区間:市内電車6系統 道後温泉→本町六丁目

走行音(後期型)(全区間)(その2)(33.9MB★)

収録区間:市内電車5系統 道後温泉→JR松山駅前

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-336LR2(50kW)

 

1951(昭和26)年から活躍する軌道線の主力車両で、製造時期により車体が異なるのが特徴。特に、51~61号車と62~75号車では別形式と呼んでもいいほどに仕様が異なっており、製造当初は足回りすら全く別物だった。当時の路面電車としてはオーソドックスな抵抗制御、吊掛駆動となっており、独特の唸りを上げて松山市内を縦横無尽に走り抜けている。特に後期型はモーター音が特大音量になっており、ファンには堪らぬ走行音である。

 

モハ2000形

走行音(全区間)(62.5MB★)

収録区間:市内電車2系統 松山市駅→(循環)→松山市駅

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-336LR4(50kW)

 

元京都市電モハ2000形で、6両中京都で保存されたトップナンバーを除く5両が1979(昭和54)年に伊予鉄道に譲渡された。京都市電と伊予鉄道松山市内線ではレール幅が異なるため、台車は譲渡時に改造、主電動機は交換されており、主電動機はモハ50形と同型のものが搭載されている。そのため、走行音もモハ50形とほぼ同じ音となっている。

 

モハ2100形

走行音(全区間)(31.2MB★)

収録区間:市内電車5系統 JR松山駅前→道後温泉

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

主電動機:TDK6250-AまたはTDK6251-A(60kW)

 

2002(平成14)年に登場した伊予鉄道初のVVVF車。アルナ車両のノンステップ路面電車車両「リトルダンサー」シリーズの一員で、単車タイプとなっている。台車を運転席のある車体両端に寄せ、その部分を高床構造とすることで、客室となる車体中央部をノンステップ化した。空調装置や制御装置など主要機器は全て屋根上に搭載しており、CPは座席下のスペースに収めた。制御装置は路面電車用ではシェアNo.1の東洋電機製。走行音は東洋IGBTの標準的な変調パターンとなっており、加減速が多いため頻繁に変調音を聴くことが出来る。

 

モハ5000形

走行音(全区間)(その1)(38.0MB★)

収録区間:市内電車5系統 JR松山駅前→道後温泉

走行音(全区間)(その2)(27.6MB★)

収録区間:市内電車3系統 道後温泉→松山市駅

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

主電動機:TDK6250-A1(60kW)

 

2017(平成29)年に登場した軌道線用車両で、モハ2100形をベースに各所の改良が図られている。台車を運転席のある車体両端に寄せ、その部分を高床構造とすることで、客室となる車体中央部をノンステップ化した構造はモハ2100形と変わらないが、車体寸法の見直しにより乗車定員が増えている。また、VVVF装置とSIVを1つの装置にまとめて小型化したことにより空気圧縮機の搭載場所が座席下から屋根上に移動している。そのVVVF装置はモハ2100形と異なり東芝製である。走行音はモハ2100形と似たような感じではあるが、空気圧縮機が屋根上に移動したことにより車内から聞こえる動作音が静かになっている。旧型車と比べるとその静かな走りには驚くほどである。運転台近くで録ると換気扇?が回っているような音が聞こえる。


前のページへ戻る