05系
1988(昭和63)年、老朽化の進んでいた5000系を置き換えるために03系をベースに3編成が新造された。その後もマイナーチェンジが重ねられ、途中増備が行われていなかった時期もあったが、現在も増備が続けられている。

第1〜13・15〜18編成走行音(三菱)(1.13MB)
収録区間:東西線 南行徳→行徳
第1〜13・15〜18編成走行音(三菱・空転有り)(964KB)
収録区間:東西線 行徳→妙典
第1〜13・15〜18編成走行音(三菱・快速)(3.28MB)
収録区間:東西線 浦安→西船橋(快速)
第3編成走行音(日立)(971KB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
制御方式:高周波分巻チョッパ制御(三菱・日立)

第1〜13編成とワイドドアの第15〜18編成は01〜03系と同じ高周波分巻チョッパ制御を採用している。音は01・02系とは異なるが03系とほぼ同じ。なお、03系同様05系でもチョッパ装置に三菱製と日立製が存在している(日立製は第3編成しか確認していないのだが・・・)が音はどちらも同じ。

第16編成走行音(三菱・異音車)(935KB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳

チョッパ車の一部には、上の走行音のように、「ヒュゴゴゴゴ・・・」という妙な「ジェット音」を立てる異音車もある。原因はどうも主電動機のオイル切れのようだ。単なる「保守不良」なので、いつも同じ編成がこのような音を立てているわけではない。


第14編成(西船橋寄ユニット)走行音(947KB)
収録区間:東西線 南行徳→行徳
第14編成(西船橋寄ユニット)走行音(快速)(3.01MB)
収録区間:東西線 浦安→西船橋(快速)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO後期)

第14編成は、ワイドドアの試作車でもあり、またVVVFインバータ制御の試作車でもある。制御装置は三菱製で、走行音も三菱GTOの後期の標準的な音である。9000系でも同じような音を聞くことができるが、この音はそれとはやや異なっている。西船橋寄ユニットでは、惰行時の「ゴロゴロ」音があまり聞こえないのが特徴。

第14編成(中野寄ユニット)走行音(回生失効)(965KB)
収録区間:東西線 南行徳→行徳
第14編成(中野寄ユニット)走行音(制御装置真上)(1.11MB)
収録区間:東西線 妙典→原木中山
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱GTO後期)

中野寄ユニットでは、惰行時の「ゴロゴロ」音が大きいのが特徴。これは西船橋寄ユニットにも共通することだが、制御装置真上に乗ると、わずかに装置本体からの音が聞こえる。


第19〜24編成走行音(営団時代)(mp3,757KB)
収録区間:東西線 浦安→南行徳
第19〜24編成走行音(現在・東西線内)(928KB)
収録区間:東西線 南行徳→行徳
第19〜24編成走行音(現在・東葉高速線内)(1.79MB)
収録区間:東葉高速線 東海神→飯山満
第19〜24編成走行音(現在・東西線快速)(3.03MB)
収録区間:東西線 浦安→西船橋(快速)
制御方式:VVVFインバータ制御(東芝3レベルIGBT)

第19〜24編成からは、ワイドドアにしても乗降時間短縮にあまり効果が無かったのか、ワイドドアをやめた。だからといって、車体は第1〜13編成と全く同じになったかというとそうでもなく、前面形状は従来と変更はないものの、側面はこの頃登場した06・07系に準じている。床下機器は06系と共通であるため、走行音も06系と全く同じである。


第25〜30編成走行音(1.08MB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
第25〜30編成走行音(快速)(3.11MB)
収録区間:東西線 浦安→西船橋(快速)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT[IPM])

第25〜27編成は、第24編成の登場からだいぶ経っての登場だったために、前面などの大幅なリニューアルが行われている。またこれは第33編成まで引き継がれている。制御装置も東芝3レベルから三菱2レベルのものになったために、走行音もかなり変化し、やたらうるさい非同期音が特徴である。なお、埼玉高速2000系でも同じような音を聞くことができる。


第31〜33編成走行音(1.11MB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
制御方式:VVVFインバータ制御(日立2レベルIGBT)

第31〜33編成では主電動機は第25〜30編成と同じだが制御装置は日立製のものに変更されている。走行音は、日立IGBTということで「キーン」という非同期音がするはずなのだが、「ヒュルヒュル」系の音も混じったような音がするのが特徴。制御装置真上に乗ると、装置本体からの音が聞こえる。


第34〜36編成走行音(901KB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

第34〜36編成は08系とほぼ同時期に登場したために08系をモデルとして製造され、前面形状こそ変化は無いものの、側窓や内装などその他の仕様は大きく変わっている。制御装置、モーターも08系と同じものが搭載されたために、走行音も08系と同じである。非同期音は制御装置が同じ三菱製である第25〜30編成よりも小さくなった。惰行時の「ゴロゴロ」も、第33編成以前よりもやや小さくなっている。


05-535号車走行音(1.16MB)
収録区間:東西線 妙典→行徳
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋2レベルIGBT)

なぜか05-535号車だけ制御装置が東洋製のものに換装されている。東洋製は価格が安いらしいので、今後の新車にでも採用する気なのでしょうか・・・。非同期音が他の東洋IGBTの車両より低いのが特徴。編成の真ん中に連結されているため収録はかなり難しい。


第37〜39編成走行音(1.14MB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
第37〜39編成走行音(制御装置真上)(1.16MB)
収録区間:東西線 原木中山→西船橋
制御方式:VVVFインバータ制御(日立2レベルIGBT)

2003(平成15)年に登場した営団最後の新造車。第34〜36編成からの変更点は、運転台(新型ATC対応)、制御装置(三菱製→日立製)、扉上の次駅表示器くらいで、外観は第34〜36編成とほぼ同じである。走行音は、前述の通り制御装置を変更したが、同じく日立製の第31〜33編成とも違う音がする。また回生域も11次車と比べると拡大された。モーター音は第34〜36編成とほぼ同じ。またドアチャイムが変更され、音量が小さくなっている。制御装置真上に乗ると、装置本体からの音が聞こえる。


第40〜43編成走行音(登場時)(その1)(mp3,822KB)
収録区間:東西線 南行徳→浦安
第40〜43編成走行音(登場時)(その2)(mp3,903KB)
収録区間:東葉高速線 村上→八千代中央
第40〜43編成走行音(現在)(995KB)
収録区間:東西線 行徳→南行徳
第40〜43編成走行音(現在)(快速)(3.02MB)
収録区間:東西線 浦安→西船橋(快速)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

2004(平成16)年に登場した東京メトロ初の新車。製造所が日立製作所となっているため車端部に面取りがされている点が同社製の東武50000系と似ている。制御装置も勿論日立製かと思いきや何と三菱製である。走行音は11次車と雰囲気はかなり似ているものの、起動時に「ピコッ」という音が鳴るのが特徴。なお試運転時には減速時の非同期音が停止直前まで聞こえており、おそらく純電気ブレーキの試験が行われたものと思われるが、調子が悪かったのか営業運転開始前にソフト変更が行われ、11次車とほぼ同じ速度で回生失効するようになっていた。現在は純電気ブレーキが使えるようになっている。また継手方式が改良されたのか惰行時の音が静かになった。ドアチャイムは12次車よりもさらに小さくなっている。場所によって走行音の聞こえ方が違うのも特徴で、「その2」では「ピコッ」という音が聞こえていないほか減速時のモーター音がやや物足りない感じである。